「これは作戦になかった」
このページには『パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊』の重大なネタバレとなる情報が書き込まれています。閲覧には充分ご注意ください。 |
- 「行きたければどこへでも行く。それが船ってもんだ。キールや船体、帆や甲板じゃない。それも船に必要ってだけ...それじゃ船とは...<ブラックパール>とは何か?自由だ」
- ―ジャック・スパロウ
<ブラックパール号>(「黒真珠」、Black Pearl)とは悪名高い海賊船でありもともとは<ウィキッド・ウェンチ号>(「性悪女」または「いたずら娘」、Wicked Wench)という名の商船であった。この月明かりのない闇夜のように黒い帆と黒く塗られた船体は、七つの海の伝説の船であり紛れもなく海賊船だった。実用的に造られたこの幽霊船は他のどんな船よりも速く進んだ。<ブラックパール号>のキャプテンは主にジャック・スパロウとヘクター・バルボッサが務めた。
<ウェンチ号>の最初のキャプテンは海賊でありスペイン海軍との戦闘で死亡した。指揮権はやがて東インド貿易会社との契約でカトラー・ベケットのために働くジャック・スパロウに移った。しかしスパロウが奴隷の一団を解放するとベケットは戒めとして<ウェンチ号>の焼却と沈没を命令しキャプテンに海賊の焼印を押した。<ウェンチ号>の救助に失敗したジャックは<フライング・ダッチマン号>の幽霊船長デイヴィ・ジョーンズと取引を交わす。<ウェンチ号>を奈落から引き上げたジョーンズはジャックにキャプテンとして13年間の猶予を与える代わりに100年間<ダッチマン号>での奉仕を要求した。黒焦げになった<ウェンチ号>の外見からジャックは<ブラックパール号>と名前を付け直した。有名な海賊船でカリブ海地域の脅威となった<ブラックパール号>は公海で待ち受ける数多くの冒険を切り抜けた。
2年後、呪われたコルテスの宝を探索していたとき、ジャック・スパロウは一等航海士ヘクター・バルボッサが起こした反乱により<パール号>を失った。それから10年間、船や入植地を襲撃する呪われた船という噂が広まったがジャック・スパロウはバルボッサを殺害することで再びキャプテンに返り咲いた。それから1年間ジャックは<パール号>のキャプテンをしていたがやがて借りの返済を求めるデイヴィ・ジョーンズと対峙しなければならないことを思い出した。このことからジャックは急いで死者の宝箱の捜索を開始したがやがてクラーケンに愛する<ブラックパール号>もろともデイヴィ・ジョーンズ・ロッカーに引きずり込まれた。ロッカーから脱出した<パール号>はジャックと復活したバルボッサ両方の指揮のもと難破船入り江に渡った。<パール号>は東インド貿易会社の艦隊と戦う評議会の艦隊の旗艦になった。激しい戦いは<ブラックパール号>とウィル・ターナーがキャプテンに就任した<フライング・ダッチマン号>が<エンデヴァー号>を破壊したことで海賊の勝利に終わる。
戦いの後、生命の泉を探そうと考えたバルボッサは再びジャックから<パール号>を奪った。しかし船は悪名高い海賊黒ひげが指揮する<アン女王の復讐号>の攻撃を受ける。剣の魔力を利用した黒ひげは<パール号>を操ってバルボッサと乗組員を攻撃したのであった。<ブラックパール号>を拿捕した黒ひげはこれをビンに閉じ込めた船のコレクションに加えて船室に置いた。
ジャック・スパロウ、ヘンリー・ターナー、カリーナ・スミスらの助けを借りたバルボッサが黒ひげの剣城を使ったことにより<ブラックパール号>はかつての勇姿を取り戻した。
登場作品[]
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